日本橋周辺 再開発②

日本橋室町一丁目地区」再開発

 

第二回目は「日本橋室町一丁目地区市街地再開発事業」です。

 

 

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                【地図】

 

 

A街区に、地上36階・地下4階建ての超高層ビルの建設が予定されています。高層階には居住施設、中層はオフィス、低層階には店舗・ライフサイエンス産業支援施設、地下駐車場などが計画されています。

 

日本橋は江戸時代より薬問屋が多いエリアで、現在も製薬会社等のライフサイエンス企業が集積しています。その成長を支援するための拠点となる施設を整備します。展示・ラウンジスペース、小・中会議室、フレキシブルオフィスなどの施設整備を行います。また、国際競争力の強化や複合的な経済活動の拠点整備に向けて、外国人等多様な人々のニーズに対応した居住施設を整備します。

 

 

【中央通りから見た現在のA街区】

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A街区には老舗店も多く並んでいます。中央通り沿いには「日本橋屋長兵衛」(和菓子店)、「山本海苔店」、「大和屋」(鰹節店)等が、そして室町仲通りを入ると「伊勢定本店」(うなぎ)、「ミカド珈琲」、「日本橋蛇の市本店」(江戸前鮨)等があります。再開発後も老舗店はこの場所にいて欲しいですね。

 

B街区・C街区・D街区は、首都高地下化に協力するため、また川沿いの水辺空間の圧迫感を軽減するため、低層階の建物になります。主に店舗になります。

 

首都高が地下を走るなんて・・・

子供の頃学校で、「未来を想像した絵」を描きました。車が地下を走って、地上で遊んでいる絵を描いたことを今でもはっきりと覚えています。まさか現実になるとは・・・私ってもしかするとノストラダムスの子孫?!(なわけないですねっ)

 

日本橋の地下には上下水道や電力設備が埋まり、地下鉄も走る。首都高の地下化ルートは針に糸を通すような難しい調整が必要で、再開発と一体で調整する必要があるそうです。首都高の工期は10年~20年、A街区の竣工予定は2026年、B・C・D街区の竣工予定は2028年度以降となっています。

 

“伝統”と“革新”が共存する街として、今「日本橋」の街は生まれ変わろうとしています。抜群のアクセスを誇り、オフィス・商業が融合し、企業の満足度が高い街です。どのように変貌を遂げるのか、今から楽しみですね。

 

※更新が遅れてしまい、申し訳ありませんでした。9月下旬にブログ用の地図を作ろうとした日にまさかのシステムダウン。かなり重症でした。ブログの更新を楽しみにしてくださっている方々に深くお詫び申し上げますとともに、当社のシステム復旧にご尽力いただいた方々に心よりお礼申し上げます。

 

                          c.watanabe☆彡